ポテンツァのおすすめポイントとクリニック選びのコツ

ポテンツァは、極細針で皮膚に微小な穴を作りつつ、RF(高周波)で真皮に熱を与えるマイクロニードルRF治療です。肌の再生機能を促すことで、コラーゲンやエラスチンの産生を活発化し、ニキビ跡や毛穴、肝斑、赤みなど幅広い悩みの改善が期待できます。

この記事では、ポテンツァがどのような症状に向き、何回・いくらで受けられるのか、ダウンタイムや副作用も含めてわかりやすく整理しました。さらに、チップや薬剤の選び方、他施術との違いも比較して紹介するので、ポテンツァを受けようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

ポテンツァとは?仕組みと効果を解説

ポテンツァとは、超極細の針先からRF(高周波)を照射し、真皮に微小な熱凝固を作ることで創傷治癒反応を引き起こす美肌治療です。熱刺激で線維芽細胞が活性化し、数週間かけてコラーゲン・エラスチンが再構築され、肌のハリや凹凸の改善が進みます。

また、エクソソームやマックームといった薬剤を同時に注入できる仕組みでもあるため、悩みに合わせたカスタマイズもできるでしょう。

なお、ポテンツァの治療効果のピークは治療後およそ12週間とされています。こうした仕組みにより、ダーマペン単独よりも効率的に真皮リモデリングを狙うことが可能です。

マイクロニードルRFの仕組みを分かりやすく解説

ポテンツァの極細針で高周波エネルギーを照射する仕組みは、「マイクロニードルRF」と呼ばれています。ポテンツァによって肌の悩みの改善をしていく仕組みは、具体的に以下のとおりです。

ポテンツァ治療の流れ働き
マイクロニードルで表皮に微細な傷を与えるターンオーバーを正常化し、創傷治癒を促す
針先でRFを照射して真皮にエネルギーを与える真皮層の線維芽細胞が活性化され、コラーゲンの産生を促す
エクソソームやマックームなどの薬剤を注入するニキビ跡や毛穴など、悩みに対して的確にアプローチできる

また、実際の施術の流れは、以下を参考にしてみてください。

  1. カウンセリングで適応と目標を確認
  2. 洗顔後、必要に応じて表面麻酔を塗布
  3. 出力と深さを部位ごとに調整して全顔を照射
  4. 終了後はクーリングや鎮静パックで熱感を落ち着かせる
  5. 必要に応じて薬剤を導入する

なお、これはあくまでも一般的なポテンツァ治療の流れであるため、実際に治療を受ける際は必ず事前に医師に確認しておきましょう。

改善が期待できる症状(ニキビ跡・毛穴・肝斑・赤み)

ポテンツァによって改善が期待できる症状は、主に以下のとおりです。

  • ニキビ跡・クレーター:凹みの原因である瘢痕組織を再構築し、滑らかな肌へ導く
  • 毛穴の開き・肌質改善:毛穴を引き締め、ハリ・弾力のある質感に導く
  • 肝斑・赤み・色素沈着:出力を調整することで、炎症を抑えつつメラニンを減らす効果に期待できる
  • 小じわ・たるみ予防:コラーゲン生成を活性化することで、ハリ感アップにつながる

このようにポテンツァは、肌の表面に現れるさまざまなお悩みに対してアプローチできる治療だといえます。以下では、それぞれの悩みに対するポテンツァのアプローチを詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。

ポテンツァはどんな人におすすめ?悩み別にチェック

ポテンツァがおすすめなのは、主に以下のような肌悩みを抱えている人です。

  • ニキビ跡・クレーター
  • 毛穴開きなどの肌質
  • 肝斑・赤み・色素沈着

ニキビ跡・クレーターにお悩みの人

ニキビ跡やクレーターは、ポテンツァの適応になりやすいです。過去にダーマペンで変化が乏しかった人や、ケミカルピーリングで効果が限定的だった人にも、ポテンツァは新たな選択肢になり得るでしょう。

一方で、瘢痕が非常に深い場合やケロイド体質強い炎症が残る活動性のニキビには、ポテンツァ以外の治療が選択されることもあります。また、効果を実感する目安は、4〜6週ごとに3〜5回、深い瘢痕では5〜10回です。

毛穴開きや肌質改善にお悩みの人

毛穴開きを主とした肌質に悩みを抱えている人も、ポテンツァが適応になりやすいといえます。具体的には、皮脂分泌が多く毛穴の縦伸びが気になる場合やたるみ毛穴が目立つ場合、キメの乱れや小じわを同時に整えたい場合におすすめです。

この場合では、比較的浅めの設定で面状に引き締めを行い、乾燥や刺激に配慮しながら回数を重ねて滑らかさを出す流れでポテンツァ治療を行います。ただし、日焼け直後や炎症性皮膚疾患の急性期は避け、保湿と紫外線対策を徹底することが重要です。

肝斑・赤み・色素沈着にお悩みの人

肝斑や赤み、色素沈着といったお悩みに対しても、ポテンツァは効果が期待できます。

肝斑は刺激で悪化しやすく、従来のレーザーやニードル治療では逆効果になることもありました。しかし、ポテンツァでは、肝斑専用の設定で微細な熱を与え、トラネキサム酸などの薬剤導入と組み合わせることで、増悪リスクに配慮しながら色むら改善を狙えます。

また、赤みや色素沈着については、出力と深さを適切に設定することで、負担を抑えた改善が見込めます。ただし、自己判断での頻回施術は避け、専門医の診断とプラン設計が欠かせません。

なお、妊娠中・授乳中や、活動性炎症がある場合は施術できないことがあるため、必ず医師に確認してください。

ポテンツァと他の施術を比較|ダーマペン・レーザー・水光注射

ポテンツァとよく比較されやすい施術には、主に以下のような種類があります。

  • ダーマペン
  • フラクショナルレーザー
  • 水光注射

ダーマペンは、物理的な微小損傷による再生を促し、浅い毛穴や軽度の凹凸に対してマイルドに効きやすいのが特徴です。

フラクショナルレーザーは、光エネルギーで表皮〜真皮にドット状の熱損傷を作り、強い引き締めや瘢痕治療に有効とされています。水光注射は、ヒアルロン酸や各種薬剤を浅層に注入して、肌にうるおいとツヤを出す施術です。

これらの施術との大きな違いは、ポテンツァは「熱×針」で真皮を再構築する点といえるでしょう。以下では、とくに知っておきたいダーマペンとフラクショナルレーザーとの違いを詳しく解説します。

ダーマペンとの違いと選び方

ダーマペンは、ポテンツァと同様にマイクロニードルで肌に傷を与える治療です。しかし、ポテンツァにはRFが加わることで、真皮に点の熱凝固を作れるようになるため、より少ない回数で凹凸の改善を狙えます。

なお、表層の小じわやごく浅い毛穴に対しては、ダーマペン単独でも十分でしょう。総合的に考えると、瘢痕・たるみ毛穴・毛穴の縦伸びにはポテンツァ表層の質感改善にはダーマペンが選択の基準となります。

フラクショナルレーザーとの違い

フラクショナルレーザーも、微小な穴を開けて創傷治癒力を活用して、肌の悩みの改善を目指す点ではポテンツァと共通しています。ただし、穴を開けるのに針ではなくレーザーを用いることが特徴です。

また、メラニンに反応する波長を用いる機種もあり、炎症後の色素沈着が起きやすい肌質では注意しなければなりません。色素沈着については、ポテンツァのRFは色に依存せず、褐色〜色黒肌でも設定調整の自由度が高いのが利点です。

レーザーは、表皮の入れ替えまで必要な重度の瘢痕や小じわに対して、おすすめの治療だといえます。そのため、どの治療を選べばよいか悩んだ場合は、求めるダウンタイムと効果量のバランスを考慮することが重要です。

ポテンツァのデメリットや副作用を知っておこう

ポテンツァには、メリットだけではなくデメリットや副作用が生じるリスクもあります。以下では、ダウンタイムや気をつけるべきポイントを解説するので、治療を受ける前にチェックしておきましょう。

万能ではなく、赤み・腫れ・内出血、ヒリつきやかさつき、まれに炎症後色素沈着などのリスクがあります。薬剤併用時はアレルギー反応の可能性にも注意が必要です。効果は一度で永久ではなく、目的に応じて複数回の継続が前提になります。

ダウンタイムの期間と症状(赤み・腫れ・内出血)

ポテンツァによって想定されるダウンタイムの症状と、一般的な期間は以下の表のとおりです。

ダウンタイムの症状期間
赤み2〜3日で落ち着く
腫れ1〜3日で落ち着く
内出血1〜2週間程度で自然に改善する
かさつきやざらつき数日で落ち着く

また、治療後のメイクについては、多くの場合で翌日から許可されます。ダウンタイムの回復を早めるためには、治療後の徹底した保湿とUV対策、強い摩擦を避ける対策を行うことが重要です。そのほか、イベントを控えている場合には、1〜2週間の余裕を見て予定を組むことが推奨されます。

副作用リスクと安全に受けるためのポイント

ポテンツァの施術直後は、肌の状態が乾燥しやすく刺激に過敏になっています。そこで、以下に注意しておくことが重要です。

  • 施術当日は長風呂・サウナ・激しい運動・飲酒を控える
  • 翌日以降は、摩擦やピーリング、レチノールの外用は避け、低刺激の保湿と日焼け止めを徹底する

また、クリニック選びでは、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • ポテンツァの取り扱いチップや薬剤の豊富さ
  • 麻酔対応有無
  • 衛生管理の徹底度
  • 価格の明瞭さ
  • カウンセリングの丁寧さ
  • アフターケア体制

ポテンツァの料金相場と回数の目安

ポテンツァの料金相場や、チップやドラッグデリバリーの有無によって異なります。目安となる金額感は、以下の表のとおりです。

種類料金
Sチップ(ドラッグデリバリーなし)1回:約5万円 3回:約12万円 6回:約20万円 12回:約33万円
CPチップ(ドラッグデリバリーあり)1回:約6万円 3回:約14万円 6回:約24万円 12回:約40万円
ドラッグデリバリー:エクソソーム+約1万円
ドラッグデリバリー:マックーム+約2万円

ドラッグデリバリーは、CPチップでのみ選択できることが一般的とされています。なお、上記はあくまでも参考となる価格イメージですので、実際にポテンツァを受ける際は、クリニックから必ず見積もりをもらうようにしてください。

ポテンツァを安く受ける方法

ポテンツァのような美容施術は自由診療となるため、保険は適用できず金額が高くなります。そこで、以下のような安く受ける方法をチェックし、できるだけ負担を抑えましょう。

  • 初回割やモニターの活用
  • 施術部位を優先順位の高い範囲に絞る
  • 3回や6回などのセットプランを選択する

なお、銀座美容クリニック小倉院では、コース限定で50%OFFのキャンペーンを実施しています。はじめての方でも負担を抑えて利用できるので、ぜひまずはカウンセリングを受けてみてください。

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ポテンツァは男性にもおすすめ?メンズ症例と効果

男性が抱えるケースの多い肌悩みには、ニキビ跡や開き毛穴、頬の凹凸があげられるでしょう。男性は女性に比べて皮脂分泌が多く、とくに毛穴が目立ちやすい傾向があります。

ポテンツァは、このような男性の悩みに対して、皮脂の分泌を正常化したり肌のテカリを軽減したりする効果に期待できます。また、色に依存しないRFで深さ調整がしやすいため、悩みに対して的確な施術ができることも特徴です。

なお、髭剃りによる刺激が強い方は、施術前後の剃毛間隔や保湿・バリア保護をあわせて計画することが求められます。

男性のニキビ跡や毛穴改善の事例

銀座美容クリニック小倉院の事例があればもらって掲載

まとめ|ポテンツァで後悔しないためにチェックすべきこと

ポテンツァは、マイクロニードルとRFによって、真皮に熱を届けてコラーゲン再生を促す治療です。ニキビ跡や毛穴、肝斑、赤みといったさまざまなお悩みに対して、幅広く対応できます。

ポテンツァにかかる費用は、回数やドラッグデリバリーの有無によって異なり、1回あたり3万円〜5万円が目安です。セットやキャンペーンを駆使することで費用負担は抑えられるので、気になるクリニックがあればチェックしてみましょう。

なお、銀座美容クリニックでは、カウンセリングで適応を丁寧に見極め、ダウンタイムと費用のバランスが合うプランを提案します。気になる方は、ぜひ気軽にカウンセリングを受けてみてください。

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