ハイフの5つの効果を解説!やめた方がいい理由や注意点も

近年、美容医療の中でも注目を集めている「ハイフ(HIFU)」は、メスを用いずに肌のたるみやしわを改善できる施術です。しかし、ハイフにはメリットだけでなく、注意点や施術を避けるべきケースも存在します。今回は、ハイフの5つの効果を詳しく解説し、施術を受ける前に知っておくべき理由や注意点も併せて紹介します。

ハイフに関する疑問点などが多い場合には、銀座美容クリニック小倉医院に相談してみましょう。

あわせて読みたい
銀座美容クリニック 小倉院 | LINE Official Account 銀座美容クリニック 小倉院's LINE official account profile page. Add them as a friend for the latest news.
目次

ハイフとは

ハイフとは

美容医療の分野で近年特に注目を集めている施術のひとつに「ハイフ(HIFU)」があります。HIFUは「High Intensity Focused Ultrasound」の略で、日本語では「高密度焦点式超音波」との意味です。

超音波のエネルギーを一点に集中させ、皮膚の深部にあるSMAS(スマス)層や脂肪層、真皮層に熱刺激を与えます。これにより、たるみの引き締めや小顔効果、肌のハリ・弾力の向上など多彩な美容効果が期待できます。

ハイフは、メスを使わない「切らないフェイスリフト」として知られ、ダウンタイムが少ないのが特徴です。また、肌の内側に働きかけることでコラーゲンなどの生成を促進し、加齢に伴う肌の悩みに包括的にアプローチできる点も大きな魅力です。

とはいえ、すべての人にとって万能な施術ではありません。肌の状態や体質によっては期待したほどの効果が得られないケースや、副作用が起こる可能性もゼロではないため、施術前に正しい知識を持ち、自分に合っているかを見極めることが大切です。ハイフの仕組みは、大阪みなと中央病院の解説も参考になります。

ハイフの5つの効果

ハイフの大きな魅力は、顔全体の若返り効果やフェイスラインの引き締めなど、1つの施術で複数の肌悩みにアプローチできる点にあります。以下に代表的な5つの効果を紹介し、それぞれのメカニズムと美容的な利点を詳しく解説します。

1.しわやほうれい線を少なくする

ハイフは、しわに対して、肌の深部から立体的に働きかけます。年齢を重ねるにつれて、顔の表情筋が衰えたり、皮膚の弾力が低下したりすることによって、しわやほうれい線が徐々に目立つようになってきます。特に口元のほうれい線や目尻のちりめんじわは、肌の老化を感じさせる要素で、多くの方が改善したいと感じる部位です。

ハイフは、超音波エネルギーを真皮層に届けることで、細胞を熱刺激し、コラーゲンなどの肌の弾力を支える成分の産生を促進します。このプロセスは「創傷治癒反応」と呼ばれ、自己再生力を利用して肌をふっくらと持ち上げるのが特徴です。

また、筋膜(SMAS層)を引き締める効果によって皮膚が自然と上方向に引っ張られ、皮膚の折れやたわみが減少することで、しわやほうれい線の目立ちにくい滑らかなフェイスラインが実現可能です。

2.たるみを改善する

ハイフには、顔のたるみを改善する効果が期待できます顔のたるみは、年齢による皮膚の伸びや筋膜の緩み、脂肪の下垂によって起こります。たるみが進行すると、顔全体が老けた印象になり、実年齢よりも老けて見えてしまう原因にもなります。特に頬やフェイスライン、口角周りは、たるみが出やすく、悩みを抱える人が多いパーツです。

ハイフは、皮膚表面を傷つけることなく、たるみの根本的な原因となっているSMAS層にエネルギーを届けることができます。このSMAS層は、従来は外科的な手術でしかアプローチできないとされていた深層構造ですが、ハイフによって非侵襲的に引き締めることが可能になりました。

この層をしっかりと引き上げることで、皮膚全体が引っ張られるような形になり、たるんだフェイスラインや頬がすっきりとした印象に変化します。定期的に施術を行うことで、リフトアップする効果を維持し続けることもできます。

3.二重あごを改善する

ハイフは、二重あごに対しても効果的な施術です。二重あごは、あご下に脂肪がたまりやすくなることや、顔全体のたるみ、姿勢の悪さなどが原因で発生します。一度できてしまった二重あごはセルフケアではなかなか解消しにくく、多くの人がコンプレックスに感じている部位でもあります。

ハイフにより、脂肪層に向けた照射を行うことで、熱の力で脂肪細胞を破壊し、老廃物として体外へ排出可能です。施術後はフェイスラインがシャープになり、顔全体が引き締まって見えるため、小顔効果も同時に得られるのが特徴です。

4.毛穴を目立たなくする

ハイフにより、毛穴が目立たなくなる効果も期待できます。加齢によって皮脂の分泌量が減少し、肌の弾力や水分を保持する力が低下すると、毛穴がたるんだように開いてきます。これは「たるみ毛穴」という状態で、特に頬の中央部などに多く見られます。化粧でも隠しにくく、肌の印象を大きく左右するため、悩みとして挙げる方も少なくありません。

ハイフは、毛穴そのものを直接縮めるのではなく、周囲の肌のハリを回復させることで結果的に毛穴が目立たなくなる仕組みです。コラーゲンが増えることによって、肌に弾力と厚みが生まれ、開いた毛穴が内側から持ち上がるようにして引き締まり、肌表面がなめらかになります。

また、ハイフ後に肌のターンオーバーが活性化されることで、毛穴の詰まりや黒ずみの予防にもつながるとされています。

5.肌のハリや弾力を改善する

ハイフにより、肌のハリ・弾力を改善できま。肌のハリや弾力は、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分によって支えられています。これらの成分は年齢とともに減少し、肌がしぼんだように感じられたり、弾力のない印象を与えてしまったりします。

ハイフは、皮膚の深層に熱を与えることで、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンなどの生成を促進します。特に真皮層に直接アプローチすることで、内側からふっくらと持ち上げられるようなハリ感を実感できます。

肌の質感自体が向上するため、メイクのりがよくなる、化粧崩れが起きにくくなることも期待可能です。また、肌が明るく見えるようになり、若々しく健康的な印象に変えることができます。

肌の弾力をより改善したい場合には、ハイフと合わせてポテンツァを検討するといいでしょう。ハイフとポテンツァの違いについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

【関連記事】ハイフとポテンツァのダイアモンドチップの違いは?どちらが引き締めに効果的?

ハイフの効果がでやすい人の特徴とは

ハイフの効果がでやすい人の特徴とは

ハイフの効果を実感できるかどうかは、受ける人の肌の状態や年齢、体質によっても異なります。ハイフの効果が出やすい人の特徴を解説します。

1. 30代後半から40代の人

ハイフは、主にたるみやしわ、毛穴などの肌の老化が気になる年齢層に効果的な施術です。特に30代後半から40代にかけては、皮膚の弾力やコラーゲン生成が徐々に低下してくるため、ハイフによるリフトアップする効果が顕著に現れやすい時期です。

この年代の方は、ハイフをすると肌の内側からの若返りを実感でき、老化のサインを改善することが可能です。

2. 軽度のたるみやしわが気になる人

ハイフは、軽度から中程度のたるみやしわに対して効果的です。特に、皮膚のたるみが目立つけれども、まだ深刻な変化がない場合にハイフのリフトアップさせる効果が強く現れます。逆に、深刻なたるみやしわが進行している場合は、外科手術や他の施術を組み合わせることが必要になることもあります。

3. 皮膚の弾力が残っている人

皮膚の弾力が残っている状態でハイフをすると、より効果が実感しやすいです。弾力のある肌は、ハイフによる引き締めやリフトアップ効果をしっかりと受け入れやすく、施術後の改善が速やかに現れる傾向にあります。逆に、肌がすでに大きく弾力を失っている場合は、効果が出るまでに時間がかかることがあります。

4. 美容医療に対する抵抗感が少ない人

一時的な肌の反応に抵抗感が少ない人にとって、ハイフは効果的な選択肢です。ハイフは基本的に痛みやダウンタイムが少ない施術ですが、それでも少なからず「ピリピリ感」や「熱感」を感じるケースがあります。また、施術後に乾燥や軽い赤みが出ることもあります。

ハイフの4つのメリット

ハイフには多くのメリットがあります。以下では、ハイフが持つ代表的な4つのメリットについて詳しく説明します。

1.すぐに効果を実感できる

ハイフの魅力のひとつは、施術後すぐにその効果を感じられることです。施術直後から肌が引き締まり、顔の輪郭がシャープになり、肌がふっくらとして若々しく見えるため、その場で効果を実感できる点は、他の美容施術と比べて大きなメリットでしょう。

もちろん、最終的な効果は1~3か月後にピークを迎えますが、早い段階での引き締まりを実感できるため、患者さんにとって満足度が高い施術です。

2.ダウンタイムが比較的短い

ハイフは、従来のフェイスリフト手術に比べてダウンタイムが圧倒的に短いとの大きな利点があります。外科的手術の場合、切開を伴うため、術後の回復に数週間を要することもありますが、ハイフでは赤みや腫れ、軽度の痛みが数日で収まるため、普段の生活への影響が最小限に抑えられます。

これにより、忙しい日常生活を送る人々でも、比較的手軽に施術を受けられる点が大きなメリットです。

3.メスを入れない

ハイフは「切らないフェイスリフト」として広く知られており、メスを入れることなく肌の深層にアプローチすることができます。これは、手術に対する不安やリスクを避けたい人々にとって大きな魅力となります。切開を伴う手術に抵抗がある人でも、ハイフなら比較的気軽に受けられるため、多くの方が選んでいます。

4.施術の時間が短い

ハイフの施術は、他の美容施術と比較して短時間で完了します。一般的には、顔全体の施術が20~30分程度で終了するため、忙しい日でもスケジュールに合わせて施術を受けることが可能です。例えば、仕事帰りや休日の空き時間を利用して施術を受け、そのまま帰宅することもできるので、とても便利です。

ハイフの効果が得られるメカニズム

ハイフの効果は、超音波を利用して皮膚の奥にまで熱エネルギーを伝達することで実現されます。具体的には、以下の3つのメカニズムが関与しています。

SMAS層をリフトアップする

ハイフは、SMAS(筋膜層)と呼ばれる皮膚の深部にある層をターゲットにしています。SMAS層は、従来のフェイスリフト手術で引き上げる部分であり、ここをリフトアップすることで顔全体のたるみを改善可能です。ハイフの超音波エネルギーがSMAS層に集中し、引き締める作用を促進するため、手術をせずともリフトアップが可能です。

脂肪を溶かす

ハイフのエネルギーは、脂肪層にも作用します。特に二重あごや頬の脂肪に対しては、熱エネルギーを利用して脂肪細胞を破壊し、老廃物として体外に排出させます。この作用によって、フェイスラインがすっきりし、小顔効果が期待可能です。

コラーゲン生成を促進させる

ハイフは、皮膚の真皮層にも作用し、コラーゲンの生成を促進します。コラーゲンは肌のハリを支える大切な成分であり、加齢とともに減少します。超音波による熱刺激が真皮層に届くことで、線維芽細胞というコラーゲンを作る細胞が活性化し、肌がふっくらとしたハリを取り戻します。

ハイフの効果の持続期間

ハイフは即効性がある施術で、施術後すぐにフェイスラインの引き締まりや肌のハリを感じることができますが、効果がどれくらい持続するのかも大切なポイントです。ハイフの効果は、個人差はありますが、おおよそ6ヶ月から1年程度続きます。

施術後1~3ヶ月がピークとなり、この期間に目に見える改善が感じられることが多いです。具体的には、フェイスラインが引き締まり、たるみやしわが軽減され、肌に弾力が戻るなどの効果が現れます。

しかし、ハイフの効果は永久的ではなく、時間が経つにつれて徐々に元の状態に戻ってしまうため、効果を長期間持続させるには定期的な施術が推奨されます。例えば、半年に1回程度のペースで再度施術を受けると、肌の引き締まりや若々しさを維持できるでしょう。

また、ハイフはコラーゲンの生成を促す作用があるため、肌の再生力が高まりますが、その効果が薄れる前に施術を繰り返すことで、より持続的に効果を得られます。

ハイフの効果を感じやすい施術間隔と回数

ハイフの施術を受ける間隔や回数は、肌の状態や目的に応じて調整しましょう。一般的には、1回だけでも十分な効果が得られる場合がありますが、より効果を持続させるためや、深い部分までアプローチしたい場合は、複数回の施術を受けることが推奨されます。

1回目の施術

初めてハイフをしてもらう場合、1回の施術でも効果を実感できます。特に、軽度のたるみやしわが気になる場合は、1回だけの施術でフェイスラインがすっきりし、肌のハリが改善されることが多いです。

2~3回目の施術

1回目の施術後、肌がある程度引き締まり、改善が見られた後に、2回目から3回目の施術を受けることで、より深い部分にアプローチし、効果を高めることができます。この段階では、特に頬やフェイスラインをリフトアップする効果が強化され、持続的な改善が期待できます。

施術間隔

ハイフの施術は、約3~6ヶ月に1回程度のペースが望ましいです。ただし、肌の状態や目的に応じて、施術の間隔は調整が必要です。例えば、たるみがかなり進行している場合は、少し間隔を空けて施術を重ねることで、より効果的に改善を図ることができます。

ハイフはやめた方がよいと言われる4つの理由

ハイフは多くのメリットを持っていますが、すべての人にとって最適な施術であるわけではありません。いくつかの理由から、ハイフを受けるべきでない場合もあります。ここでは、ハイフをやめた方がよいと言われる理由を4つ紹介します。

1.副作用が発生するリスクがある

ハイフは一般的にリスクが少ない施術ですが、副作用がゼロではありません。施術中や施術後に、軽い赤みや腫れ、ピリピリ感が出ることがあります。この症状は通常数時間から数日内に治まりますが、まれに強い痛みや腫れ、色素沈着などが発生することもあります。

特に、肌が敏感な人やアレルギー体質の人は、事前にカウンセリングでリスクをしっかりと確認しておくことが大切です。また、施術後に異常を感じた場合は、すぐにクリニックに相談することをお勧めします。

また、クリニックではなくエステサロンでハイフを受けて事故が起きているケースもあります。ハイフ施術はエステではなくクリニックで、経験を積んだ医師のもとで受けましょう。

そのほか稀に生じるトラブルとして、熱傷・神経麻痺・内出血が挙げられます。しかし、いずれも一過性の副作用であり、軟膏治療や経過観察により改善が認められています。

2.ハイフ施術を受けられないことがある

ハイフはすべての人に施術が適応できるわけではなく、以下のようなケースではハイフを避けるべきです。妊娠中や授乳中はホルモンバランスが不安定なため、施術を避けるべきです。また、皮膚に炎症や感染症がある場合、ハイフをすると症状が悪くなることがあるため、治療を優先する必要があります。

顎や顔に金属プレートが入っている場合、超音波のエネルギーが影響を与える可能性があるため、施術を避けることが推奨されます。事前に医師と相談し、自分の体調や健康状態を確認しましょう。

3.痛みが出ることがある

ハイフは基本的に痛みが少ない施術とされていますが、施術中にピリピリ感や熱感を感じることがあります。特に肌が敏感な人や初めて施術を受ける人は、この痛みを不快に感じる場合があるかもしれません。

ほとんどクリニックでは、痛みを減らすために麻酔クリームを使用できますが、それでも痛みが耐えられない場合や不安を感じる場合は、事前にカウンセリングを受け、痛みへの対策をすることが大切です。

4.術後は一時的に肌が乾燥する

ハイフ施術後、肌の水分が一時的に失われる可能性があります。これにより、施術直後から乾燥感やつっぱり感があるかもしれません。これは超音波の熱エネルギーが肌に作用するために起こる自然な反応であり、通常は数日内に回復します。

そのため、施術後は保湿ケアをしっかりと行い、乾燥を防ぐことが大切です。また、紫外線対策をしっかりと行うことも、肌の回復を早めるために必要です。

ハイフの効果を持続させるための4つの方法

ハイフの効果を持続させるための方法

ハイフの効果を最大限に活かし、長期間持続させるために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。ここでは、効果を長持ちさせるために実践すべき4つの方法を紹介します。

1.実績と経験のあるクリニックと医師を選ぶ

ハイフ施術は専門的な技術を要するため、実績があり経験を積んでいる医師のいるクリニックを選ぶことが大切です。医師の技術によって、施術後の効果やダウンタイムに大きな差が出ることもあります。クリニックの評価や評判を確認し、信頼できる医師に施術をお願いしましょう。

2.ダウンタイムの注意点を守る

ハイフはダウンタイムが短いとはいえ、施術後には肌の乾燥や赤みが出ることがあります。このため、術後のケアをしっかり行い、保湿や紫外線への対策を心掛けることが大切です。また、術後数日は激しい運動や飲酒を避け、肌を休ませましょう。

3.定期的に施術してもらう

ハイフの効果は施術後に数ヶ月にわたって続きますが、効果を長期的に持続させるには定期的な施術が必要です。特に、肌の老化が気になる場合は、半年に1回程度のペースでメンテナンスを受けると、効果を維持できます。

4.予算があれば他の施術と組み合わせる

ハイフの効果を最大化するために、他の美容施術と組み合わせることも検討してみましょう。例えば、ボトックスやヒアルロン酸注射などと併用することで、さらに若々しい印象を与えることができます。予算や自分の肌の状態に合わせて、最適な施術を選ぶことが大切です。

ボトックス注射の持続時間を知りたい方は以下の記事を参考にしてください

【関連記事】【効果の期間はどのくらい?】ボットクス注射の持続期間

まとめ

ハイフは、切らずにたるみを改善し、リフトアップする効果を得ることができる優れた美容施術です。施術後の即効性やダウンタイムの短さなど、多くのメリットがあります。しかし、効果が持続する期間や痛みの程度、副作用などのリスクも理解し、適切なケアを行うことが大切です。自分に合った施術を受け、健康な肌を保つために、信頼できるクリニックでの相談をお勧めします。

銀座美容クリニック小倉医院は、ハイフの経験と実績が豊富なクリニックです。ハイフ施術を検討されている方は、まずは銀座美容クリニック小倉院までご相談ください。

あわせて読みたい
銀座美容クリニック 小倉院 | LINE Official Account 銀座美容クリニック 小倉院's LINE official account profile page. Add them as a friend for the latest news.
TOP
目次
PAGE TOP